Torente fluas
rivero Mogami post
pluvado maja.
五月雨をあつめて早し最上川
ご存知、松尾芭蕉の古典をエスペラントと日本語の対訳として、2024年2月にAmazon Kindleにて発売しました。エスペラントも、古い日本語も、どちらも少しだけ距離のある言語ではないでしょうか。二つを見比べながら、自分なりの楽しみ方を見つけてみるのはいかがでしょうか。
出版:日本エスペラント協会
販売場所:Amazon Kindleストア
価格:440円(税込)
松尾芭蕉(1644-1694)は日本の江戸時代、つまり比較的平和な封建時代の詩人で、俳句のパイオニアの一人とされています。彼の主著はこの本『おくのほそ道』で、約150日間2400kmに及ぶ野心的な旅を描いています。この本の名前は、彼が旅をした東北地方が当時はまだ周縁の地であったことを反映しています。彼は、現在の東京にあたる江戸から北へと出発し、東北地方の歴史的な古跡を巡っています。それから西に方向を変えて、日本海に達し、さらに南西へと進んで福井から今度は南に転じ、最後は名古屋に近い大垣にまで辿り着きました。旅の間に感じたことや心情は俳句の形で表現され、それらのうちいくつかはほとんどの日本人が知っているほどに有名です。(本書内のエスペラントでの解説 “Kio estas Streta vojo al fora interno?”より翻訳)