2025年2月、日本エスペラント協会ウェブ管理部では、新しい試みとして「デジタルアーカイブ」をウェブサイト内に設置しました。
インターネットが誕生・普及してから既に数十年。このデジタル時代に発表された、ウェブサイトや電子書籍やPDFファイルなどの資料・文献・創作物は、エスペラントの世界でも既に膨大かつ多岐にわたります。紙の書籍や資料と同様、これらのデジタル情報資産を次代に引き継ぐためには、きちんと収集活動を行って所蔵し、活用していくことが欠かせません。
そのための第一歩として、「デジタルアーカイブ」ページを本会ウェブサイト内に開設し、各種資料の収集を進めることにしました。
このアーカイブの最初の収蔵資料として「大石和三郎自叙伝」PDFファイルを公開します。
大石和三郎氏(1874-1950)はエスペランチストの気象学者で、1930-1945年に日本エスペラント学会の理事長を務めました。大石氏の活躍を多くの人に知ってほしいとご子孫の方々が、林陽生さんの協力の下、著作の一部のスキャンデータ(PDF)を作成されました。同データを縁の深い日本エスペラント協会に提供したいとのご提案があり、デジタルアーカイブで一般公開することにいたしました。
手書き原稿をスキャンしたままの状態で公開します。
![](https://www.jei.or.jp/wp/wp-content/uploads/2024/12/Ooishi_Wasaburo.jpg)
今後、消滅の危機にある古いエスペラント関連ウェブサイトのデータなど、エスペラントに関係したデジタルデータの収集保存を進めていく予定です。皆様のご協力と、このデジタルアーカイブのご活用をよろしくお願いします。