☆ 概要
☆ 組織構成
☆ 普及
☆ 国際交流
☆ 研究・教育
☆ 雑誌
☆ 図書
☆ 日本エスペラント大会
☆ その他(視覚障がい者支援など)
概要
日本エスペラント協会は、国際共通語エスペラント(Esperanto)の普及発展のために活動する、日本を代表する団体です。
- 1919年に日本エスペラント学会として創立。1926年に財団法人として認可。2012年の公益法人制度改革により一般財団法人に移行し、これを機に「一般財団法人日本エスペラント協会」に改称しました。
- エスペラントを普及発展させることにより、国際相互理解を促進し、エスペラントを媒介とする文化を発展させ、またエスペラントに関する学術を進行することを目的としています。
- 世界エスペラント協会(注)に日本を代表して加盟しています。
- 本会のエスペラント名はJapana Esperanto-Institutoと言います。略称はJEI(ヨーエーイー)です。
- 本会会員は個人会員と団体会員より構成。約1000人(2020年)。
- エスペラントの趣旨に賛同される方はどなたでも本会会員になれます。⇒入会案内をご覧ください。
(注)世界エスペラント協会(Universala Esperanto-Asocio, UEA):エスペラントの世界的な団体(NGO)で、オランダのロッテルダムに本部があります。1908年創立。毎年、世界エスペラント大会を開催するほか、エスペラント普及のためにさまざまな活動を行っています。この協会には72の国々を代表する団体が加盟しており、120カ国以上に約13,000人の個人会員がいます。
組織構成
JEIの法制的に最上位の機関は「評議員会」です。任期4年の評議員は、理事・監事の選任、定款の変更、年度ごとの法人の決算の承認などをおこないます。その評議員は、独立の機関である「評議員選定委員会」が選定します。
JEIの運営は任期2年の理事がおこない、同じく任期2年の監事がこれを監査します。理事会の諮問に応じる、有識者からなる「顧問」がいます。
理事は互選で理事長を選び、必要に応じて副理事長を選びます。理事が部長となり、部を統括して業務や法人管理の会務をおこないます。
また、JEIに会費を払い、あるいはボランティアとしてさまざまな仕事をして、支えてくださっている会員がいます。この会員の声を理事会に届けるために、会員の選挙による任期2年の「協議員」という制度を設けました。これは、旧日本エスペラント学会当時の、会員の選挙による評議員の制度を手本としています。
普及
★ エスペラントの広報活動
・ニュースリリースの発行
・ウェブページ、フェイスブック、ツイッターなどの活用
・チラシなどの広報材料の拡充
・グローバルフェスタでのエスペラント展示会の実施
★ 国内のエスペラント団体、会員と連携した普及活動
・運動年鑑の発行
・情報共有、経験交流会などの開催
★ 青年層の育成や支援
・国際的なエスペラントの行事への参加者への補助金
・エスペラントに関する企画への支援金
国際交流
★ 世界エスペラント協会の国別代表団体として
・代表委員による情報交換、国際的な協働
・会費支払い代行や機関誌の取次ぎ
・世界エスペラント大会に参加する旅行団
★ アジアにおけるエスペラント普及のための協力・協働
・世界エスペラント協会のアジア運動委員会の活動、アジア大会への支援
・日本エスペラント大会に近隣諸国の代表を招待
・青年セミナー(日本・韓国・中国・ベトナムで毎年持回り開催)への支援
研究・教育
★ エスペラント語学の研究
・研究発表会やシンポジウムの開催
★ エスペラント学習者への支援、エスペラント指導者の育成
・エスペラントセミナーの開催
・講師養成講座の開催
・エスペラント入門のための教材開発
・学校におけるエスペラント授業の支援
★ エスペラント学力検定試験
・1級~4級 ⇒ 学力検定試験
・CEFR試験エスペラント版(KER試験)の支援
★ 図書館
エスペラント会館に図書館があり、約15,000冊のエスペラント関係図書を所蔵しています。
★ 八ヶ岳エスペラント館
八ヶ岳山麓に宿泊可能な研修センターを持っています。館内に図書館分館もあります。⇒ 八ヶ岳エスペラント館
雑誌
★ 月刊『エスペラント』La Revuo Orienta の編集発行
・A5判、40頁
・世界や国内のエスペラント界の動き、エスペラント学習、情報交換、交流などの情報満載の総合誌
・日本語の記事とエスペラントの記事が載っています。
・年11回、本会会員に送付されます。
・電子版(PDF)、音声版(MP3)もあります。
図書
★ エスペラント図書の発行
・エスペラントの学習書
・エスペラントの辞書
・参考図書
・文学書(エスペラント原作、エスペラント訳)
★ エスペラント関係図書やDVDの展示販売
・エスペラント会館内に国内外の出版品などを豊富に取り揃えています。⇒ エスペラント会館
日本エスペラント大会
・通常、秋に3日間、開催地団体と共同主催します。
・1906年に第1回大会を開催。2013年に第100回大会が開催され、国内外より719人が参加しました。
・大会では、大会テーマについての講演会、各種の分科会のほか、一般市民が無料で参加できる講習会、講演会、コンサートなど多彩なプログラムが行われます。
その他
・視覚障がい者支援 機関誌の点訳版や音読版の発行をしています。
また、エスペラント関連の点字データファイルの中で、ロゴス点字図書館では保存できない点字データファイルで、国内用のBES形式の点字データファイルについては、当協会の「点字データ保管庫」に保存しています。また、(日本語を取り除き、)海外向けにBRL形式に変換した点字データファイルについては「Brajloj en Esperanto」に保存しています。