宮沢賢治学会イーハトーブセンターは2022年4月2日~6月27日「宮沢賢治とエスペラント展」(会場:花巻市にある宮沢賢治記念館イーハトーブ館)を開催します。宮沢賢治がエスペラントを独習したことは広く知られていて、「理想郷としての岩手」を象徴するイーハトーブはエスぺラントをもじったことばです。厳密にいえば、イーハトーボとか、イーハトブとかいろいろと変化形があるのですが、そういったことばを賢治が使いはじめるのは1922年ごろ、今から百年ほど前のことです。当センターではそうした節目に当たり、日本エスペラント協会(JEI)の後援を得て 「宮沢賢治とエスペラント展」を開催します。エスペラントの誕生から日本での普及を経て、賢治がなぜエスペラントを独習したのか等。新渡戸稲造や佐々木喜善、柳田国男、ラムステットら直接・間接に賢治に影響を与えた人物の紹介や、エスペラント愛称がついたJR釜石線の由来、賢治作品のエスペラント訳などに関し、総合的に紹介します。会場ではJEIから二葉亭四迷『世界語』などの関連書籍を貸与してもらい展示するほか、図録(税込み500円で販売予定)にも書誌情報として収録します。また、会場ではエスペラントとは何か全くなじみのない人に対し、YouTubeでの紹介やパンフレットの配布も行います。ぜひ、会場においで下さい。監修:大野眞男・大沢正善・岡村民夫・佐藤竜一後援:日本エスペラント協会(宮沢賢治学会イーハトーブセンター副代表理事・佐藤竜一)
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