最近JEIに入荷している絵本の多くがEsperanto-Asocio de Britio(EAB)で出版されていることに気付いている方も多いかと思います。「不思議の国のアリス」の新装版やムーミンなど、エスペラント関連本では見慣れない豪華な装丁でEABから出版されています。振り返ってみれば、日本にもエスペラント訳された漫画があり、他の国でもいろいろなものが出版されています。この機会に、絵と文で楽しむエスペラントの本をできるだけまとめてご紹介いたします。
7月から9月までの予定で、エスペラント会館3階の図書販売部門に特設コーナーを設けています。是非ご覧いただき、本をお読みください。(ネットでのご注文もこちらのページから可能です!)
本ページでは、集められている本の情報をご紹介します。定価も参考に記載している場合がありますが税抜となっていたり、現在の価格とズレている可能性がありますので、ご注文の際はJEIまでお問い合わせください。また、すでに売り切れになっていることもございますのでどうかご了承ください。
また今年度のフェアの予定は以下の通りです。是非ご注目ください。
2023年4月〜6月「エスペラント教育・研究」(終了いたしました)
2023年10月〜12月「翻訳」
2024年1月〜3月「長編作品」
①Esperanto-Asocio de Britioの本
- Ekster la kuniklejo de Jessica Meserve. 1,540円
- Ni ĉiuj estas malsamaj de Tracey Turner kaj Åsa Gilland. 1,650円
- Pingvena pako de Victoria Cassanell. 1,540円
- 「ペンギンの小包み」:一番人気のある絵本です
- La plej eta elefanto de Kate Read. 2,090円
- La cent-etaĝa kosmoŝipo de Mike Smith. 1,430円
- La fajrovulpo de Alexandra Page kaj Stef Murphy. 2,090円
- Novulo en la urbo de Marta Altés. 1,430円
- Kvin ursoj de Catherine Rayner. 2,090円
- Lunkato kaj mi de Lydia Corry. 2,090円
②その他の絵本、挿絵の綺麗な童話
- La eta princo de Antoine de Saint-Exupéry.
「星の王子様」のエスペラント版。非常にしっかりとした装丁です。 - La domo ĉe Pu-Angulo de A. A. Milne.
「くまのプーさん」のエスペラント版は現在二つ。こちらはカラーのイラストです。 - Winnie-la-pu de A. A. Milne.
- La knabino kiu ne volis iri al la infanejo de Siw Widerberg kaj Cecilia Torudd.
- La Frakseno Igdrasilo: Antikva dia historio de Alf Henrikson kaj Edward Lindahl.
- La novaj vestoj de la imperiestro de H. C. Andersen.
アンデルセンの「裸の大様」他数話を綺麗な絵本にしています。 - Adelfjo musdetektivo de Claudia-Maria Behling.
小さな絵本ですが、絵柄が可愛らしいので是非見ていただきたい本です。 - Mi trafis de Jonas Biliūnas.
- Tri knaboj, krepuskulino kaj terurul de Eva Vychodilová.
- Muminvalo de Tove Jansson.
「ムーミン谷」のエスペラント訳。 - La malbeno de tarumo kaj nurana de J. M. Progiante.
- La avo en la ĉareto de Gudrun Pausewang.
- La aventuroj de sinjoro Bruetulo de Danuśa Dragulová-Faktorová.
- La infanoj en la arboj de Gudurun Pausewang.
- Hirthara Petro.
ドイツの童話「もじゃもじゃペーター」のエスペラント訳。 - Tikiriki Tok el Strobilo de Luiza Carol.
- Kvaronlando de Gina Ruck-Pauquet kaj Brigitte Smith.
- Eta bonkonduto.
「ネズミ探偵アデルヒョ」と訳すべきでしょうか。小さな絵本ですが小さいことに意味があるようなかわいらしい絵本です。
「もじゃもじゃペーター」のエスペラント版です。ドイツではとても有名な童話とのこと。ブラックユーモアや少し怖い空想を楽しむことができそうです。
③漫画・イラスト本
- Se mi ne estus de Jeronimas Lancius.
- La spegulo de Velodajo de Giorgio Silfer kaj Stella Agostini.
バンド・デシネ風の絵柄で大人向けのファンタジー作品。 - Simile al stelo en nokta ĉielo de Akira Saŭa.
日本名「夜の空の星のごとく」Nova Vojo 誌に1985~87年に掲載されていた、ザメンホフの28歳までの半生を漫画化したものを復刻。セリフは全てエスペラントで日本語の対訳つき。 - Zamenhof bildrakonte de Ghislaine Tilleux.
こちらもザメンホフについての漫画です。多色刷り。 - Diabolik: La reĝo de la teroro.
2021年に映画化もされているイタリアのコミックシリーズ「Diabolik」のエスペラント訳。怪盗の物語。日本未紹介作品のため、貴重かもしれません。 - La flambirdo de Tezuka Osamu.
手塚治虫「火の鳥」未来編のエスペラント訳。 - Franz Schubert de Ernst A. Ekker kaj Doris Eisenburger.
シューベルトの伝記的な絵本。CD付き。 - Cisko kaj Vinjo: La Brusela bubo de Willy Vandersteen.
- Rakontoj de ovoj de J Marc Schmidt.
中身をお見せできないのが残念ですが、絵柄も多様で見応えがあります。是非お越しいただきご覧ください。
③その他、挿絵のあるエッセイなど
- Fabeloj el la budhisma literaturo de JBLE.
- Diskutlibro pri malpli uzataj lingvoj de Jordi Bañeres kaj Miquel Strubell.
- Unuiĝintaj nacioj: Venu kun mi! de Nane Annan.
- Pika: La vojaĝo de Kei kaj Takkun pri nukleaj bomboj de Ŝ. Nisimoto.
- Reviviĝu, la arbaro de Erimo! de Motoki Yooko.
イラストや絵はアイデアや考えを伝えるのにも効果的です。仏教の説話や原爆についての本などもございます。右の写真の本はマイノリティ言語についてのディスカッション用の小冊子です。