大会シンボルマーク
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更新日:2014年7月26日 |
ご挨拶 |
ここ若狭地方は、古代にあっては「御食国」とよばれ、奈良の都へ海の幸を供給した地であり、その中心地小浜市は「鯖街道」を通して京の都とつながっており、今も「食のまちづくり」を推進し、子どもたちへの「食育」を提唱しているところでもあります。
また、若狭は古代には朝鮮半島からの渡来人にとっての玄関口の一つですが、小浜市には、100年前に嵐に遭い遭難した半島からの漂流民を救助した歴史が残っています。
そして、現代の若狭には日本一原発が集中し、大都市の集まる関西地方へ電力エネルギーを供給する役割を果たしてきましたが、小浜市には今も原発はありません。
一方、文化的には奈良・京都の影響から仏教寺院も多く「海のある奈良」とも呼ばれていますし、近世では杉田玄白が少年時を過ごし、幕末の志士梅田雲浜や夭折の歌人山川登美子の生まれ育った地でもあります。
地理的にみて福井県の海岸線は、北部が隆起によって生まれた越前海岸に対し、南部の若狭は沈降して出来たリアス式で、国定公園の美しい海岸線を見ることが出来ます。
日頃は訪れる機会も少ないであろう「若狭・おばま」に、ぜひお越し下さい。
大会実行委員長
北川昭二
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大会テーマ “海を越えて響き合う” ―食と自然と友好と―
Ni akordu trans la Maro - manĝo, naturo, amikiĝo -
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地球上の生命の源であると同時に大切な食べ物の供給地でもある「海」、この「海」を越えて人々は交流を続け、独自の文化を育んだ。この母なる「海」を生かすべく、自然環境を守りたい。 |
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